サッカーの大会

ワールドカップとはどんな大会?4年に一度のサッカーの大会

ワールドカップは4年に1度開催されるサッカーの世界一を決める国の代表チーム同士の大会です。

世界中のサッカー選手がワールドカップを目指し、国の威信を賭けて戦いです。

ワールドカップに出場するには厳しい予選を勝ち抜く必要があり、日本は長年その厚い壁に跳ね返されてきましたが、1998年以降は2018年のロシア大会まで6大会連続の出場を果たしています。
日本代表の試合日の熱狂はニュースにも取り上げられるくらいですが、それだけの盛り上がりを見せるワールドカップがそもそもどのような大会なのかをご説明します。

ワールドカップの大会形式

ワールドカップに出場するには各地域の予選に参加し、勝ち抜く必要があります。

2018年大会は208ヶ国が予選に参加して、地域によっては2年以上の長い予選となっています。

なお、開催国は予選が免除されています。

大会に出場できるのは正確には国ではなく、FIFA(国際サッカー連盟)で認められているサッカー連盟であり、イギリスのように4つのサッカー協会(イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランド)が登録されている国もあり、それぞれが予選に出場しています。

本大会は出場が32国となった1998年以降は8つのグループに分けて総当たりのリーグ戦を行い、各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進出となります。

本大会に登録できるのは2022年大会の場合は26名となっており、このメンバーに選ばれるかどうかも選手間で狭き門となっています。

ワールドカップの歴史

ワールドカップは1930年に初めて開催され、第1回の開催地はウルグアイでした。出場したのは僅か13ヶ国でした。初代王者には地元のウルグアイが輝いています。

その後、1934年にイタリアで、1938年にはフランスで開催されますが、戦争による中断により一時的に休止となります。

1950年に再開された時には参加は13ヶ国でしたがその後大会も整備されて出場チームは増えて1982年に24ヶ国に、1998年には32ヶ国が出場するようになりました。

世界規模で本大会出場のための予選が開催され、まさに世界一を決めるにこれ以上ない大会となっています。

テレビ放映の規模も拡大して、オリンピックに並ぶ世界的なイベントとなっています。

過去のワールドカップ優勝国

ワールドカップの優勝経験があるのはウルグアイ、イタリア、ブラジル、イングランド、ドイツ、フランス、アルゼンチン、スペインだけです。

既に21回の開催があるにも関わらず、優勝を掴んだのは8ヶ国だけというのが大会を制する難しさを表しています。

ちなみに最多優勝はブラジルで、その回数は5回となっています。

ワールドカップを彩った世界のスター

ワールドカップはサッカー選手にとって夢の祭典です。そしてここで活躍したことで真のスターとなっていったのです。

例を挙げていくとキリがありませんが、サッカーファン以外にも有名なところではペレやマラドーナがいます。

ペレは17歳でワールドカップに初出場すると、4大会連続で出場して内3度で優勝するという離れ業を演じています。

ちなみにサッカー界では背番号10がエースナンバーとされていますが、これはペレがワールドカップで10番を付けていたことから始まっています。

マラドーナは今もなお母国アルゼンチンでは英雄的な存在です。

1986年のメキシコワールドカップのイングランド戦で見せた5人抜きゴールはワールドカップの伝説となっています。ちなみに有名な神の手のゴールも同じ試合で生まれました。

この大会で母国を優勝に導いたことでマラドーナは国民の心を掴んだのです。

近年ではクリスティアーノ・ロナウド選手やメッシ選手がサッカー界の主役を張ってきましたが、残念ながらまだワールドカップのタイトルは獲得できていません。

特にアルゼンチン代表のメッシ選手はマラドーナと比較されることも多く、間違いなく世界的スターですが、アルゼンチン国内では厳しい評価になってしまっています。

日本のワールドカップ戦績

日本は過去6回ワールドカップに出場して、その内3回の大会でベスト16まで勝ち上がっています。

初出場だった1998年は3戦全敗で大会を去りましたが、自国開催となった2002年はワールドカップ初勝利を含めた2勝を挙げて決勝トーナメント進出を果たしました。

その後はグループリーグ敗退と決勝トーナメント進出を交互に繰り返すこととなっています。

2018年は直前に監督が交代になるという混乱もあり下馬評では苦戦が予想されましたが、それを覆して決勝トーナメント進出となりました。

決勝トーナメント1回戦では、この大会で3位となるベルギーから2点のリードを奪いベスト8への扉に手をかけましたが、逆転負けを喫してしまいました。

ワールドカップを勝ち抜くのは簡単ではないということをつくづくと思い知らされることとなりました。

次なる目標はまだ見ぬベスト8以上。そして、日本サッカー協会が宣言している2050年大会での優勝です。

ワールドカップは夢舞台

ワールドカップは選手たちにとって夢の舞台です。

そして我々ファンにとっても熱い戦いと素晴らしいプレーを観ることができる最高の大会です。

次の大会は2022年にカタールで開催されます。

どんなスターが誕生するのか、日本はどこまで勝ち進むことができるのか、今から楽しみは広がっていきます。

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