サッカーの大会

UEFAとはどんな大会?視聴・観戦方法についても紹介

UEFAはヨーロッパ各国が加盟するサッカー連盟の名称です。

ヨーロッパは南米と並びサッカーの人気が非常に高い地域で、強豪国揃いです。

事実2006年大会でイタリアが優勝してから4大会連続でヨーロッパの国がワールドカップのチャンピオンになっています。それも4回とも違う国という充実ぶりです。

各国のリーグもハイレベルで、特に各リーグの上位チームが集結するUEFAチャンピオンズリーグはスター選手が勢揃いすることもあり、ワールドカップよりもレベルが高いとさえ言われています。

そんな世界のサッカーをリードするUEFAの概要を始めとするヨーロッパのサッカー事情や、UEFAが主催している主要大会についてご説明します。

 

UEFAとは?スイスで設立された欧州サッカー連盟

UEFAは1954年にスイスで設立されました。

正式名称は欧州サッカー連盟で、英語表記「Union of European Football Associations」を略してUEFAです。

当初は25のサッカー協会だけでしたが、1990年代初頭までに大半の協会が加盟し、現在は55協会から成り立っています。サッカー協会単位での加盟ですので、同国内に4つのサッカー協会があるイギリスは4つが独自に加盟しています。

また、イスラエルやカザフスタンは地理的にはアジアですがUEFAに加盟しています。

管轄しているのは男子サッカーだけではなく、女子サッカーやフットサルも含まれており、ヨーロッパサッカーで国を股ぐほぼ全ての大会はUEFAの仕切りになっています。

UEFA主催の主要大会

UEFAが主導している大会はヨーロッパの国々だけではなく、世界中のサッカーファンが注目する大会が目白押しです。

日本でもテレビ中継されることも多く、生中継では日本時間では深夜から未明になるにも関わらず、多くの人がトップレベルのサッカーに夢中になっています。

UEFA主催のトップレベルの大会をご紹介します。

UEFA欧州選手権

代表チームの主要大会で特に注目度が高いのがEURO(ユーロ)と呼ばれる欧州選手権です。

ユーロは1958年に始まり、4年に1度ヨーロッパの強豪国同士がしのぎを削るワールドカップ顔負けのハイレベルな大会になっています。

優勝経験があるのは10国ですが、最多はドイツとスペインの3回となっており、何度も同じ国が優勝できるような大会ではありません。

ちょうどワールドカップの中間にあたる年に開催されるので、UEFA加盟国は2年に1度大きな大会を戦うことになります。

UEFAネーションズリーグ

UEFAネーションズリーグは2018年から始まったUEFA主催の新たな代表チーム同士の大会です。

新しいのはリーグ戦形式をとっていることで、偶数年の9月から翌年の6月まで開催されます。

2018年から開催の第1回大会では参加55国をレベルに応じて4つのグループに分けて、さらにそのグループ内でも3~4チームにわけてリーグ戦を行います。

最高峰グループとされるリーグAはリーグ内のチャンピオンを決めるために決勝トーナメントを行いますが、その他のリーグは3~4チームのリーグで1位となれば次大会では上位リーグに昇格、最下位チームは下位リーグに降格となります。

これまでの親善試合では得られなかった緊張感を得ることができ、同レベルの国と定期的に戦うことができる点が魅力となっています。

UEFAチャンピオンズリーグ

ヨーロッパのクラブの最高峰の戦いがUEFAチャンピオンズリーグです。略してUCL(UEFA Chanpions League)と言われています。

各国のリーグのランクに応じて出場枠を設定し、前年のリーグの順位により出場権を与えます。

本大会は32チームが出場し、まずは4チームずつのグループリーグをホーム&アウェイ方式で行います。

グループリーグの上位2チームは決勝トーナメントに進出し、決勝トーナメントも準決勝まではホーム&アウェイ方式で行います。

決勝は予め決定しているスタジアムでの1回勝負で、勝者がその年のヨーロッパチャンピオンとなります。

UEFAヨーロッパリーグ

UEFAヨーロッパリーグは2009年に旧UEFAカップを改変する形で始まりました。略してUCL(UEFA Europian League)と言われています。

大会形式はほぼUEFAチャンピオンズリーグと同様ですが、基本的にはUEFAチャンピオンズリーグに出場していない各リーグの上位チームということになります。

決勝トーナメントからはUEFAチャンピオンズリーグのグループステージで3位だったチームもこちらに回ってきますので非常にハイレベルな大会となっています。

 

ヨーロッパのサッカーは何故強い?

サッカーの母国はイングランドと言われるように、地域的に早くからサッカーが盛んになったことがまず理由として挙げられます。

ボールさえあれば場所を選ばないサッカーは人気の娯楽となり、プレー人口が増える中で職業としてのサッカーが発展しました。

人気スポーツであるサッカーは商業的に成り立つと考えた有力者や企業はやがてサッカーに投資をするようになります。

大きな会社が資金を投入することで、よりレベルの高い選手は増えていき、サッカー選手のステータスは上がっていきます。そうするとサッカー選手は子供の憧れの存在となり、才能のある選手がサッカーを始めるという好循環が生まれるのです。

ヨーロッパの強豪国はサッカーが文化として根付いていてこのサイクルが完成しています。それがヨーロッパが常に強豪国の座を占めている要因なのです。

ボスマン判決

ヨーロッパのリーグ戦を語る際に欠かせない話題がボスマン判決です。

ボスマン判決とは端的に言うと、選手の権利について裁判所が出した判決のことです。

ヨーロッパのサッカーを見ていると多種多用な国籍の選手が集まっていて、これが他の地域を圧倒するクラブレベルの高さの要因ですが、それはボスマン判決の影響が濃く出ているともいえます。

ボスマン判決ではEU加盟国の選手はEU内であれば他国のリーグでも外国人扱いされないとする判決が下されました。

革新的な決定ではありましたが、これにより一部の資金力があるビッグクラブが選手を集めることが容易になりました。

さらには南米やアフリカの選手でも、親がヨーロッパ出身などのルーツを主張して二重国籍が認められれば外国人扱いはされなくて良いことになりました。

結果として多国籍化は進み、自国の選手が出場しない試合までが出るようになり物議を醸すこともあります。

ファンとしてはオールスターのような豪華なメンバーを観ることが出来るのは楽しいですが、選手の育成面での支障はありますし、お金のあるチームが圧倒的に優位な状況に陥っています。

UEFAの大会はおもしろい

ヨーロッパのサッカーは商業的な面も多々見られはしますが、単純にサッカーを楽しむのであればハイレベルで非常におもしろいです。

スタジアムの雰囲気も非常に良く、テレビ越しにも観客の熱気が伝わってきます。

サッカーファンであればUEFAの大会は是非ともチェックしておきたいところ。

あなたも世界最高峰のサッカーを堪能してみませんか?

 

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